カミサ

小学校一年生の女の子の詩を読んだ。

 

かみさま
やました みちこ

 

かみさまはうれしいことも
かなしいこともみなみています
このよのなか
みんないいひとばっかりやったら
かみさまもあきてくるんとちがうかな
かみさまが
かしこいひともあほなひともつくるのは
たいくつするからです

 

鹿島和夫・灰谷健次郎『一年一組せんせいあのね』理論社 1986

 

泣いてしまった。
どこにやねん。
でも、不意に泣いてしまった。
もうすぐ、三十路、、、。

 

たとえば、かみさまってよばれる種類のものを
かみさまって呼ぶのは、ちょっとおかしいような気がする。
ただ、やましたみちこさんの
ぼんやり宇宙をナガめてるかみさま、
ゆるくてもっそええ塩梅。

 

人間の体で、もっともストレスを溜める器官は
頭皮でも胃でもなく、涙腺(るいせん)らしい。
神経性なみだ炎?