Paradiddle

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たとえば立ち入り監査の入ったレストラン裏手の厨房の窓から、

待てっ!オレが先や、どけ!ゆうて、豪快にモめながらイラン人らと共に飛び出し、

死ぬ気で走ったりするのは、とても憧れるけれど。

 

憧れるけれど、なんとなくビザ更新が迫ってきたので書類仕事。

 

久々に見たパスポート。

 

ひでぇ写真だなー ゲラゲラと眺めていると、
10年パスは、あと4ヶ月でうっかり失効。

 

仕事、ふえる。

 

アーティストビザ ー 箸にも棒にもかからないカテゴリーの滞在許可は、
役所や公との、アットホームでリッチな交流からは程遠い。

 

保険会社で、ままならないドイツ語で自分アピールする様などは、決して誰かに見せたくない。

 

火事になったら皆、白ブリーフにうんこついてても、国道に出て踊るでしょう。

 

「ぁのね、、、僕、、、、すごいんだヨーーーぅ。
○○で××の活動してるでした。これベルギーの新聞だよぅ。すごいねぇ。
これ、州立げきじょぅぅの推薦状とプレス関係の書類なんだーよぅございます。
あるいはフィナンシャルプランは、ここからここである。
すきな食べ物は腐る前のミカンでござルね。
(以下略)」

 

うん。断る。

 

4件目の保険会社で、担当者とアポとってようやく契約とか保障内容まで話が進む。

なんで信用できたのか。

しかも公に「芸術家」じゃなくて「音楽家」で処理してくれた。

ダンケフラウシッケ。